夏も本番となり、猛暑の日々が続いておりますが、お体の調子はいかがでしょうか?
天候も不安定で、急に大雨が降って、天候が急に変わることが毎日のようにあり、それによってなんとなく調子が悪いと思われている方も多いのではないでしょうか?

さて、今回は皆さんが悩まれることの多い「腰痛」についてです。
腰痛になる原因には、様々なものがありますが、よく言われる「ぎっくり腰」というのは、腰の筋肉、筋膜が傷つき、炎症が起きている状態のことを言います。
もう一つ、よくいわれる原因が、「椎間板ヘルニア」です。患者さんの中には、腰痛で整形外科に行って、レントゲンを撮って、椎間板ヘルニアだといわれたと話される方も多くいらっしゃいます。

この椎間板ヘルニアというのは、一つ一つの背骨の間に挟まっている椎間板といわれるクッションのようなものの中身が飛び出してしまい、神経や周りの組織を圧迫して、強い痛みや痺れが出現するという病気です。歩行が困難になったり、排尿障害がでるなど、症状が強い場合には、手術も行われますが、基本的には薬やブロック注射などで痛みを和らげる保存療法がおこなわれます。

ヘルニアと診断された方は、ヘルニアが原因で腰痛になっていると考えると思われます。
しかし、最近の研究で、椎間板ヘルニアと腰痛との関連を調べた研究があり、腰痛のない人のおよそ70%に椎間板ヘルニアがみられたそうです。つまり、ヘルニアがあっても腰痛を感じていない人が多くいるということです。さらにいうと、ヘルニアは腰痛の原因になることは、あまりないということです。
ほかの研究では、椎間板ヘルニアが腰痛の原因になることは全体の5%しかないと報告しています。皆さんが考えているよりもかなり少ないのではないでしょうか?
しかし、病院でヘルニアと診断されてしまうと、自分の頭の中で、「自分はヘルニアだから腰が痛い」という思い込みをしてしまいます。腰痛に意識が行ってしまい、余計に腰痛を感じるようになってしまいます。腰痛には、腰部の骨や筋肉、神経の障害が原因になりますが、痛みを感じる脳が原因になっていることがあります。

ストレスが多い人や、腰に意識を集中してしまうと、脳は腰の痛みを感じやすくなります。
ヘルニアだから腰が痛むという間違った認識を改めると、腰の痛みも楽になる方もおられると思います。

鍼治療をすることで、腰の痛みを和らげ、体調や精神を整えることでさらに腰痛を感じにくい体を作ることができます。是非、腰痛でお悩みの方は、治療を受けてみてください。